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株式会社アイデンティックサービス          IdenticService Co., LTD          "Make the world safer with authentication."    

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 オフィス入退室管理

入退室管理は企業の重要な資産を守る為に行います。

”人”を守る
”もの”を守る
”かね”を守る

暴行・傷害・盗聴・盗撮などから従業員・来訪者を守ります

”もの”の価値のみならず、逸失ロス・回復ロスを防ぎます

現金の他、有価証券、貴金属などを守ります

”情報”を守る
”信用”を守る

財務情報、製品開発情報等企業の死命を決定する重要情報に加え、個人情報・マイナンバー等法令で厳格な管理を求められる情報を守ります

本当に企業が守りたいのは信用です。顧客・従業員・社会から信頼を勝ち取ることこそが企業の目的であり信用を守ることが目的です

 

 

① 入退室管理上のリスク

オフィスでの入退室管理上のリスクは”人”と言って過言ではありません。いかに不要な人・悪意のある人を企業の資産に近づけないようにするかがオフィス入退室管理の目的です。

 

オフィスに出入りする人
特徴
業務に関係の無い来訪者 アポ無しの来客、飛び込み営業 メリットが無くリスクが高いので入室許可しない
業務に関係の有る不定期来訪者 アポ有りの来客、配送業者、税理士等、郵便事業者、新聞配達、メンテ要員、警備員、警察等 メリットは有るがリスクは比較的高く制限が必要
業務に関係の有る定期来訪者 派遣従業員、清掃員、ビル管理員、パート・アルバイト メリットは有りリスクは比較的低いが一定の制限が必要
従業者 従業員、役員 メリットが高くリスクは低いが一定の制限が必要
管理者 システム管理者、個人情報管理者、特定個人情報管理者 メリットが高くリスクは低く特別な場合*を除いて制限が無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  * 管理者でも特別な場所、一定の条件下で入退室の制限を行います。

 

② 入退室管理

    入退室管理の要点は・・・・・・・

利用の制限

不要な人、正当な権限を持たない人が入退室出来ない状態。その様な状態を維持管理すること。

可用性 の確保

正当な権限を持った人だだけが入退室出来る状態。その様な状態を維持・管理すること。

緊急時の入退室を確保すること。

咄嗟 の不正*の排除

特に努力をせずに不正な入退室を行う”咄嗟の不正”が行われないようにする。

不正な入退室の証跡を明らかにする。

* ”咄嗟の不正”は、不正の大部分を占めると同時に、計画的な不正の温床になると言われます。又、計画的に不正を働く者は”咄嗟の不正”赦すところを選ぶとも言われます。それ故、物理的セキュリティの基本は”咄嗟の不正”の温床を丁寧に排除することにあると言っても過言ではありません。

 

③ 入退室管理の基本的な施策

施錠

不正侵入防止の基本は施錠です。鍵が無ければ扉が開かない状態をつくります。必要に応じて外から内への施錠、内から外への施錠を行います。

認証

正当な権限を持った人に、扉毎に、許可できる期間解錠できるようにします。

履歴の管理

正当な権限を持った人が解錠し入室・退室した場所と時間を記録し、その記録を保管します。

意識の向上

入退室管理により組織のセキュリティ意識を高め、一人一人の”目”が”耳”がそして”声”が不正を見逃さず、防ぐ。これこそが、入退室セキュリティの目指す究極の目標です。

④ 施錠の方法

錠前(ロック)の種類により、施錠(鍵が掛かった)状態への仕方が違います。代表的な錠前での施錠状態とその機密性*と問題点を下記にまとめました。

通常錠

外側からは鍵(キー)をシリンダーに挿し回すことで、施錠・解錠します。内側からはサムターンを回すことで施錠・解錠します。施錠・解錠は手動で行いますので、施錠しわすれると解錠状態で放置されます。

 

自動施錠錠

ホテルロックとも呼ばれます。扉を閉めると自動的に施錠されます。外側からは鍵をシリンダーに挿し回すことで、解錠します。内側からは、レバーの押し下げで解錠することも、サムターン回しで解錠することもできます。施錠し忘れの心配が無いので、鍵による施錠管理に最適です。

電気錠

電気信号により施錠・解錠する錠前です。扉が閉まると施錠します。入退室管理システムと連携を取り、認証時に解錠します。電気錠は設置箇所、運用により通電時解錠型(停電時施錠)、通電時施錠型(停電時解錠)、モータドライブ錠、瞬通電型電気錠等があり適宜選択可能です。

*電気錠は上記の物以外にも種類があり、用途、設置箇所の条件により選択できます。

 

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⑤ 認証方法

  

  入退室管理の場合、認証の目的は解錠を許可するかどうかを決定することです。

鍵管理

管理者がキーボックス等で鍵を保管し、鍵の貸し出し・返却を管理します。本人確認は管理者が目視で行い、正当性確認は鍵貸し出し申請書で行います。利用頻度の低い場所・ロッカー等電気錠の設置が困難な扉での認証管理・セキュリティ管理としては効果的といえます。鍵のかけ忘れ対策(ホテル錠等)、鍵管理台帳の記入、キーボックス自体のセキュリティ対策を講じる必要があります。それでも尚、キーのコピー、紛失、貸し出し中の利用の不便などデメリットが多いといえます。

パスワード

共通のパスワードを利用する方法、ユーザ一人一人がIDとパスワードを組み合わせて固有のパスワードを利用する方法、生体認証との組み合わせでパスワードを利用する方法があります。パスワードの問題点は、長く・複雑にすると煩雑になり、短く簡単にすると不正使用を助長するということです。共通のパスワードを利用する方法は、部外者に漏れてしまう問題、キーの変色により類推されてしまう問題があります。生体認証との組み合わせ利用はセキュリティ性が高まるので効果的な方法と言えます。

カード(ICカード、磁気カード)

カード内のICチップ、磁気情報をリーダが読み込んで認証を行います。偽造対策・暗号化が施されているICカードはより強固なセキュリティを実現できるとも言えます。非接触タイプのICカードはその使いやすさ(タッチアンドゴー)から普及が進んでいます。貸与・紛失によるなりすまし対策として監視カメラとの連動、パスワードとの組み合わせがあります。生体認証との組み合わせは簡単でセキュリティ性が高いと言えます。

指紋認証

生体認証の中でもっとも普及し、且つ実績があるのが指紋認証です。又、指を利用するので利用しやすく心因的ストレスが少ないとも言われます。普及の恩恵としてコストが他の生体認証に比べて低いのも特徴です。デメリットとしては、指の表面の状態変化により認証精度が低下する等が揚げられます。指紋認証入退室装置の詳細はこちらから

顔認証

生体認証の中で近年技術革新がめざましく、普及が進んでいるのが顔認証です。目・鼻・口・輪郭に加えて皺を特徴点として利用するものや、3Dで顔を認識するもの、そして赤外線カメラを利用するものも出てきています。それらにより、類似した顔の認識、写真等を利用しての不正、光源の変化への対応を進んできています。顔認証入退室装置の詳細はこちらから

静脈認証

指静脈、掌静脈、手の甲静脈等静脈認証も普及してきています。静脈認証は特に日本で多い、指紋認証の本人拒否の対策として普及してきました。指紋認証同様、指静脈認証は使いやすく、心因的ストレスが少ないので使いやすい認証技術といえます。普及に伴いコストも下がる傾向にありますので、今後利用しやすくなる可能性があります。静脈認証入退室装置の詳細はこちら

虹彩認証

指紋・顔と並んで研究の歴史が長い虹彩認証が、入退室管理として利用可能になってきています。瞳の虹彩部分を利用するので、環境変化による問題が少なく正確性が高いと言われてきましたが、心因的なストレスが高く、又装置が大がかりでコストが高いのが問題でした。しかし、近年ミラーを両目で覗くタイプや、カメラの小型化・低コスト化で、使いやすく、コンパクトで、導入しやすいコストの製品が出だしました。

 

⑥ 履歴管理

入室者が何時・何処を入室・退室したかの記録を採り、記録・保管します。入退室管理システムでは、認証方法の他、解錠時間、開扉(扉が開いた)時間、非常事態発生時間等の記録を採り保管します。

入退室管理システム AccessManager Proの履歴管理画面です。ユーザ(入室者)の認証毎に時間とどの認証機(ゲート)で認証したかリアルタイムで履歴を採りデータベースに保管します。

入退室履歴はエクセル、CSV形式等のファイルとして出力(エクスポート)できますので、監査等に利用するのに最適です。

入退室管理システム AccessManager Proの詳細はこちらから

 

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⑦ 意識の向上

入退室管理システムの最終目的は、従業員がセキュリティに対して高い意識を持ち、不正・不要な侵入に対して従業員の”目”が”声”が威嚇となり、防衛手段となることです。意識向上の為に必要な施策をここに説明します。

【共連れの排除】

共連れとは、正当な入室者が認証して扉が解錠した際に、別な人が認証無しに扉を通過してしまう行為です。共連れが危険なのは、単にその扉を不要・不正な人が通過したということだけではありません。共連れが横行すると、入退室認証無しに入室することが”当たり前”になり、疑問を感じなくなります。これこそが、正に”割れ窓理論”で割れ窓を放置した状態といえます。こうなってからでは、組織のセキュリティ意識の向上は非常に困難だといえます。

それ故、共連れは組織的な入退室セキュリティを台無しにしてしまう非常に大きなリスクだと認識する必要があります。代表的な施策としては・・・・

 

A アンチパスバック

認証無しに共連れで入室した人は、退出時に認証エラーが出て退出できなくなります。この際アンチパスバックエラーが入退室履歴に記録され、共連れ入室したことが明らかになります。

認証無しに共連れで退室した人は、次回入室時に認証エラーが出て再入室できなくなります。この際にも同様にアンチパスバックエラーが記録されます。

アンチパスバックは従業員に対して”厳格な入退室管理”を行っていることを認識させ、共連れを行わない風土が根付きます。そうなると、認証時に共連れする不正入室者が明確になり(違和感)不正入室を排除する組織風土が根付きます。

 

B 監視カメラとの連動

監視カメラと入退室管理の連携も共連れ排除に有効です。更に、画像解析システムと連携することで共連れに対してリアルタイムで警報を発することもできます。

 

C マルチパーソン認証

管理者は通常全ての区域での入退室を許可されますが、特別に厳しいセキュリティを施す必要のある区域では、管理者であっても入退室に制限が加えられます。その場合の入退室施策が、マルチパーソン認証です。

管理者ともう一名の正当な入退室権限者の認証が揃った場合のみ入退室を許可します。 入退室管理装置には、複数の認証時にのみ電気錠を解錠する様制限する機能が必要になります。 必要に応じて、管理者と管理者の複数認証の場合のみ、管理者と一般ユーザのも許可、一般ユーザどうしでも可等の制限階層を設定する場合もあります。

 

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